先日お話した爪が食い込んでいるわけではないのにできる傷。
日中の革靴と
汗かきなのに冷える足。
皮膚がふやけ、そして靴に押され
薄い爪が皮膚を傷つけました。
傷ができれば、浸出液や出血により爪がふやけ、
爪の構造である3枚プレートが剥がれ始めます。
その剥がれた3枚の層がギザギザになり、
皮膚から離れ、肉芽を更に刺激します。
この場合、あまり爪を長くしておくと
歩くたびに爪のプレートが動くため
その度にまた肉芽を傷つけることになります。
皮膚から爪を離さなければいけませんが、
まずは爪の長さを整えること。
短く切り過ぎてはいけませんが、
爪先から出ない長さで、靴の圧迫を除去すること。
まずはここからですね。
2018年10月3日(水) 21:26 |
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足・爪のこと
巻き爪や陥入爪の方に起こる肉芽。
原因は、ほぼほぼ履いている靴にあると思っています。
まずは靴の圧迫。
小さい靴は当然足爪を圧迫しますが、
大きな靴でも起こります。
二つ目に靴によっておこる足蒸れ。
足の汗が靴の中で留まり、皮膚をふやかして
皮膚のバリアを壊します。
傷のある方は皆さん指がふやけ
皮膚が薄くなっています。
そして足の冷え。
靴の中に残った汗が冷えとなり、
血流を悪くしているのではないでしょうか。
血液循環が悪ければ、傷も改善しません。
病院で切っても、お薬を塗っても、
靴を見直さない限り前には進みません。
もっと早く相談していただければ・・・
と思うことが本当によくあります。
こちらでできないこともありますが、
まずはお医者さんに行く前に、
ご相談いただきたいですね。
何故ならば、「お医者さんで切られた」と
悪くなってから来られる方が非常に多いからです。
足指の肉芽は、できている期間が長ければ長いほど
改善も難しくなってきます。
中学生、高校生に多い症例ですので、
親御さんが気にかけていただけるといいですね。
2018年10月2日(火) 20:59 |
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足・爪のこと
爪が食い込んで傷になる陥入爪や巻き爪。
皮膚と密着している爪には起こりませんが、
爪が剥離(はくり・爪と皮膚が離れる状態)
を起こすと、皮膚は爪を『異物』と認識し、
肉芽をつくります。
こちらの方は、
ひどく爪が巻いているわけではありません。
深爪でもありません。
何故こうなったのか?
このような状態になる方の特徴があります。
多くの肉芽の方を見ていると、
似たような足の環境にありますね。
2018年10月1日(月) 08:40 |
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足・爪のこと